楽天モバイルが2021年1月29日に新料金プランの「Rakuten UN-LIMIT VI」を発表しました。
新料金プランは4月1日から導入されます。新規ユーザーはもちろん、既存の楽天モバイルユーザーも新プランの料金に改訂されるため嬉しい発表です。
最近はキャリアが低価格帯の新プランを次々と発表して「大激戦」となっていましたが、ここにきて楽天モバイルが全4社のキャリアの中でも実質最安値となりました。
このプランが発表される以前の「1年間通信料無料」「機種代ポイント還元」などの大胆なキャンペーンに惹かれて、僕は2020年12月から楽天モバイルを使用しています。
楽天モバイル届いた🥳
機種はSHARPのAQUOS sense3 lite
今やってる最大25000円分ポイント還元キャンペーン+ダイヤモンド会員の特典とかも使うと実質0円どころかそれ以上にポイント貰える👌
都市部じゃないから楽天エリア外だったけど、サブ機として使うならマジでオススメ#楽天モバイル #ポイ活 pic.twitter.com/iqKXvsMnjc
— そそ丸@あたおか雑記ブロガー (@ssmrblog1011) December 16, 2020
地域差や機種による違いもあるかもしれませんが、結論から言うと楽天モバイルの使用感や評価は十分に満足して使えるといったところです。
今回は約2ヶ月間楽天モバイルを使用した感想や良い点悪い点をお話ししていきたいと思います。
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目次
楽天モバイルの申し込みと移行方法
オンラインか店舗のどちらかで申込可能
楽天モバイルの申し込みはオンライン上か実際の店舗のどちらかで行うことが可能です。
筆者は一度話を聞きにいこうと店舗に行きましたが、午前中に訪問したものの既に夕方16時まで予約が一杯で諦めました。
個人的にはオンラインでの申し込みを推奨します。
というのも、もちろん待ち時間もありませんし、各種キャンペーンで還元されるポイントはオンライン申し込み限定だったりするからです。
申し込み方法も簡単ですのでオンラインでサクッと申し込んでしまいましょう。
新規契約の場合
契約にあたって事前に準備するものがあります。
- 本人確認書類
- 楽天会員ユーザーIDとパスワード
- クレジットカードまたは銀行口座
これらを用意したら公式サイトの「新規/乗り換え(MNP)お申し込み」から申し込みを開始しましょう。

まずはプランを選択します。プランと言っても楽天モバイルは1つしかないので「Rakuten UN-LIMIT Ⅴ」の「プランを選択する」を選びます。
4月から「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」が導入されますが、UN-LIMIT Ⅴを申し込んでも後々自動的にUN-LIMIT Ⅵになりますのでご安心ください。

次にSIMカードタイプを選択します。「nanoSIM」と「eSIM」の2種類です。Rakuten HandやRakuten miniはeSIMとなりますが、その他はまだ基本的にnanoSIMが主流です。
選択画面の「eSIM対応製品の詳細はこちら」と記載してあるリンクから確認することが可能です。

機種も購入したい場合は製品選択も行います。楽天カード決済なら分割払いでも手数料無料で24回払いと48回払いを選択することが可能です。

プランや機種の選択後に電話番号を選択して購入すれば申し込み完了です。
「my楽天モバイル」のアプリをインストールしておきましょう。申し込み状況の確認やお問い合わせをすることができます。
移行の場合(電話番号そのままで乗り換え)
電話番号は変えずに他社から楽天モバイルに移行する場合は、新規契約の際に事前に準備する3点に加えて「MNP予約番号」が必要となります。
MNP予約番号は各社のショップ・Webサイト・電話でのお問い合わせで取得することができるので忘れずに聞いておくようにしましょう。また移行の際にMNP有効期限も入力する必要があるためこちらもメモしておきましょう。
移行の場合、SIMカードが届いてからの流れは以下のようになります。
- まずはmy楽天モバイルのページにログインして申込番号を選択
- 「転入を開始する」を選択してMNP転入を開始する
- 使用しているスマホが通信不可(通話不可)になったらMNP転入手続き完了
- スマホの電源をオフにして楽天モバイルから届いたSIMに挿し替える
- スマホの電源をオンにしてAPN設定をする
- 完了
なおAPN設定は基本的に自動で行われるためそこまで気にする必要はありません。使用している機種によってもし自分で設定しないといけない場合は以下のページを参考にしてください。
SHARP AQUOS sense3 lite を購入
筆者は楽天モバイルを新規契約するにあたってSHARP AQUOS sense3 lite を選びました。
本体料金は25,980円(税込)でしたが、楽天モバイル申込キャンペーン+製品購入ポイント還元キャンペーン+楽天ダイヤモンド会員特典で本体料金以上のポイントが返ってくるため、実質0円どころかプラスでポイントが返ってきました。
使用した感想は「ザ・ベーシックスマホ」といった感じ。画面はとても綺麗です。
カメラ性能はそこまで良いとは言えませんが強いこだわりがある人でなければ普通に綺麗と感じるレベルです。
LINEの文字打ちやアプリのサクサク度はiPhoneと比べるとかなり落ちます。今までiPhoneを使っていた方からするとイライラするレベル。
そもそもiPhoneはスマホの中では高価格帯のハイエンド機種、つまり高級品のため比較対象にしてはいけないのですが…
指紋認証や顔認証の感度はかなり良いです。認証失敗はほぼないレベル。
それと、とにかく電池持ちがいいです。充電全然減らない!
充電を忘れてしまったとしても1週間弱ぐらいは余裕で使えます。
- スマホは安く済ませたい
- そこまでハイスペックは求めてない
- かといって品質が悪いものは使いたくない
- 電池持ちが良いものがいい
- お財布ケータイ機能が付いているものがいい
という人には最適なスマホです。
と思ったのが正直な感想です。
スペック
AQUOS sense3 lite の主なスペックは以下になります。
基本的な機能はほぼ揃っているので不便ないですね。
sense3 lite | |
CPU | CPUオクタコア2.2GHz+1.8GHz SD630 |
---|---|
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
Antutu | 116,863 (V8.0.3-OB) |
ディスプレイ | 5.5インチ / IGZO |
解像度 | 2160×1080 Full HD+、画面比率18:9 |
カメラ | 1200万画素/前面800万画素 |
電池容量 | 4000mAh |
サイズ | 147 x 70 x 8.9mm |
重さ | 166グラム |
連続待受 | 910時間 |
充電時間 | 180分 |
本体カラー | シルバーホワイト・ライトカッパー・ブラック |
価格(税込) | 25980円 |
お財布ケータイ | ◯ |
指紋認証 | ◯ |
顔認証 | ◯ |
防水 | ◯ |
外観
それでは外観を見ていきましょう。
箱はいたってシンプル。触り心地は少しザラザラ?しているというか優しい感じ。

開封すると本体が現れ、その下に充電器と説明書が入っていました。

サブ機で使う予定だったのでなるべくシンプルにと思い、カラーはブラックを選びました。
いま流行りの全画面タイプではなく上下にヴェゼルがあります。iPhone7や8の画面タイプに近いです。
このあたりは少し古さを感じますね。

背面はサラサラなアルミ質感です。

ちなみに充電器はアダプターとコードが一体型のタイプ。仕様はUSB-Cですね。取り回しは不便ですが、USB-Cなのは嬉しい点。

セットでSIMカードも送られてきます。

SIMカードは「nanoSIM」「microSIM」「標準SIM」の3タイプに対応。
切り取って自分の機種に合わせられるようになっています。

sense3 liteはもちろんnanoSIMなので一番小さいサイズまで切り取って挿入。

起動直後の画面です。上下のヴェゼルが気になりますが、それでも十分な画面サイズです。僕は手が小さい方なので、使っていてむしろ大きすぎる感じがします笑

対応エリアは?
2021年2月現在の楽天回線エリアは図の様になっています。

そして2021年夏以降の対応エリア予定がこちら。

こうして見るとやはり都市部はエリア網が強いですね。地方はまだまだという印象。この点はこれからの拡大に期待ですね。
楽天モバイルの強みのひとつは、楽天回線エリア内ならデータ容量無制限で使えるという点。
反対に、注意点は楽天エリア外での使用はパートナー回線(au回線)となり1ヶ月に5GBまでしか使えないという点でしょう。
僕の場合、住んでいるのは地方都市の郊外になるのですが公式サイトの対応エリアマップで確認してみると一応楽天エリア内に入っています。
しかし実際のところほとんどパートナー回線となっているのが実情です。
都市部に出かけた際は確かに楽天回線になりますが、地下や建物内に入ったりするとパートナー回線になることもあります。
サービス開始からまだ年月が経っていないため仕方ないことだと思いますが、地方住みでWi-Fiなしでデータ通信をガンガン使うという人がメイン機にするのはまだ少し早いのかなという印象。
ある程度都市部近郊に住んでいたり、家ではWi-Fiを利用しているという方はほぼ問題ないでしょう。
通信速度は速い?遅い?
結論から言うと楽天エリア内だろうとパートナー回線エリアだろうと全く困らない速度です。
実際に計測してみました。平日の16:30頃に計測したところ、パートナー回線で下り29.8Mbps・上り11.8Mbpsでした。この計測アプリでは「速い」という診断結果に。楽天エリア内ではもっと速いでしょう。

- メールやSNSのメッセージ受信は1Mbps
- WebサイトやSNSの閲覧は10Mbps
- YouTubeなどの動画視聴は25Mbps
これらの速度があれば全く問題ないと言われているので、速度に関しては心配する必要はありません。
少なくとも僕の場合、ほとんどの使用がパートナー回線エリアですがストレスもなく使用できています。
メリット
実際に楽天モバイルを契約&使用してみて感じたメリットを紹介していきます。
プランが1つだけなのでわかりやすい
スマホを契約するときに今まで最も悩んだのがプラン選びだと思います。
「こっちのプランの方が安いけどギガが少ない…高いけどギガ多めのプランにするしかないか…」
「え?このオプションなに??なんのオプション付けたんだっけ…?」
なんて思ったことはないでしょうか?
楽天モバイルはプランがRakuten UN-LIMITだけなので迷うことはありません。
通話かけ放題やメッセージ送受信し放題なども最初から含まれているため自分で色々と選ぶ必要がないのです。
わかりやすく、契約するハードルが低いため、ケータイに詳しくなくても気軽に選択することができるメリットがあります。ちなみに解約料などは発生せず自由に契約解除することもできます。
楽天エリア内ならデータ利用量無制限
楽天モバイルが前面にアピールしている内容なだけあって魅了的です。
楽天エリア内ならどんなにWebサイトを閲覧しても動画視聴をしても問題ありません。ギガのことを気にしなくてもいいのは相当なメリットです。
楽天エリア内に住んでいる方なら、楽天モバイルが現状最もコスパが良いキャリアになること間違いなしです。
キャンペーンでポイントが大量にもらえる
楽天と言えば「楽天ポイント」
毎度大胆なキャンペーンを行ってくれますが、中でも楽天モバイルのポイント還元はかなりの額です。
僕も含めて楽天経済圏で生活している方にはたまらないです笑
2021年2月現在は以下の特典になります。
- Rakuten UN-LIMIT契約で誰でも5000ポイントプレゼント
- スマホ本体も一緒に購入すれば最大20000ポイント還元
- 合計最大25000ポイント獲得
この特典に加えて、楽天ダイヤモンド会員の方や楽天モバイル紹介キャンペーンなども含めると25000ポイント以上余裕で獲得することができます。
キャンペーンLP ※期間中限定
テザリングもサクサク使える
デザリングに関しても全く問題ありません。速度も快適でサクサク動きます。
こちらも楽天エリア内ならもちろん無制限で利用できます。活動エリアが楽天通信エリアメインの人の場合、モバイルWi-Fiを持ち歩く必要がなくなるでしょう。
Rakuten Linkアプリで通話やメッセージも無制限無料
Rakuten Linkアプリを通して通話やメッセージを行えば料金が一切かかることはありません。
友人や家族との通話はLINEで行うことが多いと思うのですが、お店の予約や会社関係で通話する時は仕方なく電話番号を利用した通話をすることがほとんどでしょう。
その様な場面でも通話料を気にすることなく電話番号を利用した通話ができることは意外と重宝します。
音声も途切れたりすることなく全く問題ありません。
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デメリット
良い点もあればもちろん悪い点もあります。デメリットもしっかりお伝えしたいと思います。
対応エリアがまだまだ狭い
やはり現状で最も大きな課題はこの点でしょう。
通信量無制限と言ってもまだまだ楽天エリアの範囲は十分ではありません。都市部はかなり充実していますが、地方は楽天エリア外のほうが多いです。
楽天エリア外だと自動的にパートナー回線になります。パートナー回線でも速度に関しては問題ないのですが、また別のデメリットが存在します。
ただ、楽天は基地局をどんどん増やしておりエリア拡大に積極的に動いているのでこれからに期待ですね。
iPhoneは公式から推奨されていない
実は最もメジャーなスマホであるiPhoneは楽天モバイルからは公式に対応機種として認められていません。
厳密に言うと、「一部機能は使えるが推奨はしていない」といったところです。
データ通信・通話・SMSは使えますが、その他のAPN自動設定や楽天回線とパートナー回線の自動切替などの対応していないと意外と面倒臭いものが使えなかったりします。
またiPhoneXRより古い機種はそもそも楽天モバイルに対応していません。
楽天エリア外だと5GBまでしか使用できない
先述の通り、楽天エリア外だと自動的にパートナー回線での通信となります。
速度に関しては問題ないのですが、通信量が1ヶ月5GBまでしか利用することができません。
元々そこまで容量が必要ない方は良いかもしれませんが、Wi-Fi環境がなく楽天エリア外が活動メインエリアの場合少し気になる点です。
ちなみにパートナー回線だと、月間データ利用量が5GBを超えた場合、通信速度が最大1Mbpsに制限されます。
お問い合わせサポートが他社に比べて弱い
サービス開始からまだ年数が経っていないためサポート体制が磐石ではない印象です。
通話での問い合わせは基本的に出来ず、チャットでの問い合わせになります。
ただ、このチャットでオペレーターから返信が来るのに1,2日、ひどい時は数日かかります。
筆者の感覚では、一度繋がって返信があればそれ以降の会話はスムーズなのですが、如何せん最初にお問い合わせメッセージを送ってからの対応が遅すぎます。
この件に関しては度々SNSでも批判されており、サポート体制については他の3大キャリアにはまだ到底及びません。
新プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」の内容
2021年4月から導入される新プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」の内容を確認してみましょう。
- 月間データ量が1GB以下→利用料0円
- 月間データ量が1GBを超えて3GB以下→980円
- 月間データ量が3GBを超えて20GB以下→1980円
- 月間データ量が20GB超え→データ量上限なしで2980円
- 通話やメッセージはRakutenLinkを使えばもちろん無料
- 1年間利用料0円キャンペーンも継続
他のキャリアが新プランを発表した際に、
「楽天モバイルおわたwwwwww」
「解約待ったなしwwwwwwwww」
と叫んでいた人たちも手のひら返ししすぎてドリルになっているのでは?とまで思ってしまう内容。
各キャリア価格競争大激戦の中、楽天が一石を投じてくる形となりました。(実際は楽天以外の3大キャリアは合わせている感が否めない)
この新プランの発表により他の3大キャリアよりも格安SIMを提供している会社の方が危うくなってしまう可能性も…?
もちろん導入前の現在でも楽天モバイルに申し込めば4月に自動的に新プラン内容が適用されますのでご安心を。
\データ使用量無制限で1年間利用料無料!!/
Rakuten Hand が実質0円で手に入る
現在楽天モバイルでは「Rakuten Hand」が実質0円で手に入るキャンペーンを実施中です。
Rakuten mini に続く楽天のオリジナルスマホです。
実際のところ実質0円どころか約5000円ほどプラスで返ってきます。正直このキャンペーンが開催されるまでもう少し待てばよかったと思っています…笑
このキャンペーンが大人気すぎてかなり品薄状態になっています。いつ入荷するかわからないのでこまめにチェックすることをおすすめします。
楽天モバイル感想&評価まとめ
色々な声がありますが、僕は実際に楽天モバイルを使ってみて素晴らしいサービスだと感じました。少なくとも経済的にマイナスなことはないため、試しに契約してみるのも良いと思います。
Rakuten UN-LIMIT VIが導入されることによって圧倒的に安くなって、これからどんどん利用者も増えることでしょう。
正直、対応エリアが狭いこととiPhoneが対応機種として公式に推奨されていないことは残念です。ただ、楽天としてもこれらの課題は間違いなく認識しています。そのため改善は後々必ずされるでしょう。
スマホの料金や乗り換えで迷っている方は楽天モバイルを検討してみてはいかがでしょうか?
- 利用料1年間無料キャンペーン開催中
- 製品同時購入で最大25000ポイント還元キャンペーン開催中
- 月々の利用料が0〜最大2980円
- 通話やメッセージ送受信も無料
- 楽天エリア内ならデータ通信量無制限
- Rakuten Hand が実質無料どころかプラス約5000円
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